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広重ビビッドに行ってきた [時事]

6/12まで六本木のサントリー美術館で開催中の「原安三郎コレクション 広重ビビッド」に行ってきました。

 

 
今回は杉浦日向子氏の漫画「百日紅」の『豊国と北斎』の回に登場した、「近江の国の勇婦お兼」 の浮世絵が目当てです。
お栄がメインでない話だったので難しいでしょうが、このエピソードはアニメでも取り入れて欲しかったな。

それにしてもビバ! お金持ち♪
いや、卑屈や皮肉じゃないですよ。
江戸末期から明治にかけての国外流出や、第二次世界大戦による焼失が近代における国内の大きな美術損失だと思いますが、金銭や家屋に余裕がある人が集めて保護してくれていたおかげで、今も見られるというのは非常にありがたいことです。
庶民じゃやろうと思ってもなかなか出来ないものねぇ。
 
印刷に関わったヒトなら分かると思いますが、版は使い始めが一番綺麗。
印刷所に近い都内の雑誌は地方より印刷がつぶれているってヤツですね。
しかも江戸時代は手刷りなので作者や刷り師の思いいれも初刷りの方が深かったようで。
現代の重版にあたる後刷りでは工程がお手軽になったり色が変更されてしまうものもあったようです。
今展は初刷りの作品も多く展示されています。
ビビッド…鮮やかという意味ですね。
まさにどの作品も色鮮やかで線もぼかしも美しく、原氏の収集のこだわりが感じられます。
こんな素敵な作品を現代まで残してくれて、本当にありがとうございます。 
 
 
まずは広重の「六十余州名所図会」。
全国の名所を描いた作品集ですね。
通常の解説に併せて、現代の近いところだろう、という写真も付いているのがなかなか面白いところでした。
あちこちで、その土地に思いいれのあるらしい方が立ち止まって話をしていました。
広重氏の、近景と遠景を組み合わせた作風は現代のアニメの構図にも近い気がします。
雨も多重構成にするとか。
 
次は同じく広重の「名所江戸百景」。
これは晩年の作品なので、ところどころ二代目さんが描いておられます。
当時の「江戸」ってホント、今の東京二十三区内の東側程度なのね;
私にはお馴染みの高田馬場、吉祥寺はチラ…ホラ…www
領国、浅草、日本橋、深川、日暮里、上野に東京湾。
この辺に馴染みの深い方なら凄く楽しめると思います。
個人的には「深川洲崎十万坪」の鷹が良かった♪
 
それにしても、東京なのに富士山登場率高い。
人気の高さもあるでしょうが、昔の空気はそこまで澄んでいたということでしょうか。
今でも休みの日の早朝とかなら見られるけど…一回しか覚えがないなぁ;
 
葛飾北斎の作品も多い。
赤富士と黒富士が並んで見られるのは嬉しいぞ。
千代の海も全種見られます♪
サイズはそんなに大きくないけど、細かくて見ごたえあり。
 
で、目的のお兼の絵ですが。
じっくり見てきましたぞ。
女性よりも馬の方が作画的には面白いですね。
 
 
24日からは結構な数の展示替えがあるそうなので、また機会を作っていってみたいと思います。
 
 


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